教えることよりも大事なこととは?

学生

こんにちは。スクールIE原田校で講師をしている篠崎です。

今回は、私が授業中、授業外問わず大切にしている“指導の方法”を1つ、ご紹介させていただきたいと思います。

それは、”教えることより、気づかせること”です。

教わっただけでは、定着しない!

塾の授業、と聞いて、皆さんはどんなイメージが浮かぶでしょうか。

生徒をぐいぐい引っ張っていく熱血授業もあれば、スマートに要点をまとめて教えるテクニカルな授業もあるでしょう。

いろんな授業のやり方があると思いますが、どんな授業でも、“教えること”が中核にあるのは変わりないと思います。

私の授業でも、それは変わりません。数学の公式も、理科の知識も、教わっていないことはわかるはずもありません。

しかし、“教わっただけのこと”は、なかなか定着しません。

 

子供たちを見ていると、授業で教えられてすぐのころはなかなかうまく解けないものです。練習して、つまづいて、また解説を受けて、また練習して、というサイクルを繰り返すことでだんだんと授業の内容が定着していきます。

これは仕事でも同じことです。上司や先輩から教わり、チャレンジして、うまくいかなかったら工夫して、わからなくなったら聞きに行って……ということを繰り返して、だんだんと熟練していくものです。

仕事の熟練というのは一生かけてやっていくものですが、子供達には“定期テスト”という締め切りが立ちはだかります。

締め切りに間に合わせるために、サイクルをどうにかして短くすることはできないでしょうか。

“気づいたこと”は記憶に残る!

そのサイクルを短くするためのキーポイントが“気づくこと”です。

人から教えられたことよりも、自分が気づいたことのほうが強く印象に残る、といった経験はありませんか?

それは、“考える→気づく”というプロセスを経ているから、強く印象に残るのです。

つまり、“努力する→結果が出る”という小さな成功体験こそが、定着のカギなのです。

その“気づき”を引き出すことを、大切にしています。

 

実際の授業では、考える材料が出そろった状態で「何か気づくことない?」と直接的に聞いてみたり、あえてすべてを教えないまま問題を解かせて、「どうやったら解けるかな?」と聞いてみたりしています。

少し時間のかかる指導方法ではありますが、定着するまでのサイクルを短くできれば、トータルでプラスになるはずです。

 

これは授業外でも同じようにしています。進路の相談、室長への連絡・報告など、子供にとって“どうやったらいいかよくわからないこと”というのは身の回りにたくさんあります。そのときも、「こういうふうにするんだよ」と教えてしまうのではなく、

「将来○○になるにはどういう学校に行ったらいいのかな」「どんなふうに言ったら室長にちゃんと伝わるかな」

と、子供たちが考える余地を残すようにしています。

“気づく”余地を残してあげる

授業の内容を、よりスムーズに定着させるためのキーポイントは、“きづかせること”。

もし共感していただけるのなら、お子さんに何かを教えるときにはぜひ、一から十まで教えてしまうのではなく、子供たちが“自分で気づく”余地を残していただけたらと思います。